母親礼賛論お母さん方の中には、ほめなければならないと頭では分かっていても、それが実行できないで苦しんでおられる方も多くおられます。 たとえば、算数の模試でいつも30点ぐらいしか取れない子どもが、50点を取ったとします。 私としては、素直に喜んで、子どもを褒めてほしいのです。 しかし、大半の母親がこう言うのです。 「50点で喜んでいてどうするの。」 とか 「たまたま取れただけじゃないの。」 って。 言ってしまってから、もっと素直に喜んでやればよかった、褒めてやればよかった、 と反省してしまうのです。 思い出してください。 子どもが今よりもっと幼かったときのことを。 子どもがハイハイを始めたとき、母親は手をしっかりと持って立たせようとするのです。 父親は、私自身も経験があるのですが、ハイハイを始めたことを単に喜んでいるのです。 子どもが伝い立ちができるようになると、母親は手を持って何とかその場で立たせようとするのです。 子どもが立てるようになると、半ば強引に手を引いて歩かせようとするのです。 母親の要求はどんどんエスカレートしていくようにも見えます。事実、私もそう思っていましたから。 でも、そんな母親のおかげで伝い立ちができるようになり、自分で立てるようにもなり、 歩けるようになったのだ、と思います。 ただ、そのころの子どもと今中学受験を控えてがんばっている子どもとは比較にならないほど変わっているのです。 大人と比べれば、まだまだ子どもですが、自分で何もしゃべれなかったころを思い出していただければ すぐに分かることです。 母親の要求がどんどん出てくること自体は、決しておかしいことだとは思いません。 ただ、その前に、お母さんに喜んでほしいのです。 そしてたとえ一言でもいいから褒めてほしいのです。 そのあと、新たな目標を掲げてほしいのです。 たったそれだけのことで、信じられないほど子どもはがんばることができるのです。 昔、歩けるようになったのと、同じように。 コメント・トラックバックはこちらからお願いします。 お役に立てば下を押してください。 人気blogランキングへ |